伊豆大島1泊2日旅行記その4です!
その3では電動自転車で波浮港から島東部の山道を北上して岡田港まで走り抜けました。
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岡田港に入港してくる「さるびあ丸」を見る
大島の旅も2日目に突入です!
時刻は6時。
岡田港の宿に泊まったので島民になりきって、さるびあ丸が岡田港に入港してくるのを見守ってみようと思い、少し早起きしました笑
着岸と同時に貨物の積み下ろしが行われます。
昨日は平日だったので降りてくる方は少なかったのですが、本日は祝日なのでかなり降りてくる方が多いです。
小学校の団体さんも乗ってたみたいです。
バイクもコンテナで運ぶんですね~
こちらは食品関係でしょうか。。。
流石、伊豆諸島最大の島とだけあって下ろされるコンテナの数も多いです。
さるびあ丸の停船時間も、他の島が5~10分くらいなのに対して、大島は20分と長めに設定されています。
昨日より富士山がきれいに見えます。
記念撮影をする若者たち。
この構図はだれでも撮りたくなりますよね笑
岡田港では釣りを楽しむ人もたくさんいます。
富士山をバックに岡田港を経つさるびあ丸。
次の目的地、利島へ向かっていきます。
朝食を食べて三原山へ登る
宿に戻って朝ごはんをいただきます。
ヘルシーでとても体に良い食事でした!
毎日こんな朝ごはんが食べられたら健康になれるんでしょうね~
ご飯はおかわり自由なので、おかわりをして山登りに備えます。
短い時間でしたがお世話になりました!
10時前くらいに宿を出て出発!
居心地が良くて、計画してたよりも出発時間が遅くなってしまいました笑
昨日借りた電動アシスト自転車に乗って岡田の街を経ち、三原山山頂口まで登ります。
まあ、帰りの船も岡田港発なので午後にはもどってくるんですが。。。笑
岡田港にはジェットフォイルの「セブンアイランド愛」がとまってました。
時間的に熱海からきたもののようです。
三原山までは本格的な山道です。
昨日も長時間自転車を漕いでいたのでお尻がいたいです笑
岡田港から三原山山頂口までは高低差は約560m!
もちろん行きは全て登りです。。。
東京(本土)にある高尾山の標高が599mなので、高尾山を自転車で登っているようなものです。
それでも1時間半あれば登れてしまうのが電動アシスト自転車のすごいところ。
写真は山道から大島空港を見下ろしています。
大島空港を発着している飛行機はよく見る大型のジェット機ではなく、小型のプロペラ機です。
安全だとは思いますが、少しスリルを味わえて面白そうなので、いつか乗ってみたいですね~
再生の道(三原山温泉)
山頂口に行く途中には大島温泉ホテル併設の三原山温泉があります。
露天風呂からは三原山を望むことができるというので、是非入ってみたかったのですが、日帰り入浴の営業時間は決まっていて、朝は6:00~9:00、午後は13:00~20:00。
時間が合わなかったので、今回はパスです。
残念!
次大島に来たときは絶対に入りに来ます!
ただせっかく寄ったのでホテルの裏側にある「再生の道」に行ってみます。
この道は三原山登山コースの1つで、途中の区間には「こもれびトンネル」や「いつか森になる道」など素敵な名前が付けられています!
個人的にこの名前考えた人は天才だと思います。
正直言うとどこにでもありそうな獣道なのですが、名前だけでなんか特別な場所に来た感じになります。
「どこにでもありそう」と、ちょっとマイナスの表現をしてしまいましたが、歩いてみると割といい道です。
木の枝の伸び方が独特で、たしかにトンネルのようになっています。
となりのトトロに出てきそうな風景です笑
次はいつか森になる道。
「こもれびトンネル」の区間では木々が生い茂っていましたが、この「いつか森になる道」の区間では、たしかに背の低い草木が生えていて、10年も経てばまた違った光景になりそうです。
「いつか森になる道」の部分は前の噴火で植物が枯れてしまって再生している途中という感じでしょうかね。
この先を進むと三原山に続きますが、今回は自転車で来ているのでここらで引き返して、ホテルに戻ります。
新火口展望台
温泉ホテルをあとにして引き続き山頂口まで登っていきます。
温泉ホテルから三原山山頂口までの間は樹木が低く、開けている場所がいくつかあります。
そのうちのひとつである新火口展望台からは三原山を望むことができます。
すすきと三原山のコラボレーションが素晴らしいですね!
元町港見晴台(展望駐車場)
新火口展望台と三原山山頂口の間にある見晴台。
Googleマップだと「展望駐車場」と書かれていましたが、駐車場と呼べるほどのスペースもなく、正式な名前なのかも分からないので、このサイトで勝手に元町港見晴台と名付けます笑
この見晴台からは眼下に元町港、海を渡った先に伊豆半島を見ることができます。
海に大きく桟橋が飛び出していますが、あれが東海汽船の船が発着する場所です。
望遠レンズで元町港を撮ってみます。
この日は荒天ではなく、東海汽船の船も全便通常通り就航していますが、それでも元町港周辺の海は白波を経てていて波は少し高そうです。
桟橋には波がかかっています。
東海汽船の船がほとんどの日において岡田港を利用する理由が分かります。
岡田港は地形的に入り江のようになっているので港が波の影響を受けにくいのですが、元町港は見た感じ、海にそのまま桟橋が飛び出ているので、波を直で受けてしまっているのが原因のようです。
余談ですが写真右下には元町港バス停に止まっている黄色の大島バスが見えますね。
三原山山頂口
12時前頃に三原山山頂口に到着。
寄り道したので岡田港から2時間ほどかかってしまいました笑
でも電動アシスト自転車でも来れてしまうものなんだなーと改めてすごさを実感。
この山頂口まではバスで来ることもできますが本数は1日2本。。。
しかもオフシーズンであるこの時期(11月~1月くらい?)は土日のみの運行です。
月~金の祝日も運行なし。
私が訪れたこの日は祝日なのでバスの運行はなし。
電動アシスト自転車を2日間で借りたのはバスがなかったのも理由の一つです。
平日にも運転してくれると日帰りで三原山観光とかできるんですけどね~
三原山周辺は道が整備されていて初心者でも比較的楽に登ることができるみたいです。
火口付近にも行けるみたいですが、三原山は現役の活火山なので噴火したらアウトですね。
まあ、噴火の兆候があれば立入禁止になっているはずですが。。。
「活火山っていっても噴火したのなんて昔でしょ?」と思うかもしれません。
ただ、実は三原山は割と最近に噴火しています。
三原山の真ん中らへんに数本、爪でひっかいたような黒い跡があります。
あれは1986年11月に三原山が噴火して溶岩が溢れてきた後なんだとか。。。
その時は島民全員が島外に避難することになったそうです。
今からちょうど36年前の出来事です。
普通に最近の出来事ですよね~汗
しかも、その36年前の1950年にも同程度の噴火が起きているので、これから数年のうちに噴火することも十分あり得そうです。。。
そんな三原山ですが、帰りの船まで時間がないので今回ここから登るのはおあずけになります。
また、三原山メインで伊豆大島に来るもの良さそうです。
裏砂漠も行ってみたいですし!
三原山を下りる
三原山の山頂口を後にして元町港までひたすら下っていきます。
景色が抜群に良く、下り坂なのでめちゃくちゃ爽快です!
なんていったって、500m以上登ってきたんですから、500m以上下るわけです。
当たり前ですが笑
ただ、急カーブもいくつかあるのでスピードの出しすぎには要注意です!
伊豆大島火山博物館
最後に火山博物館に寄っていきます。
博物館の名に恥じない立派な佇まい笑
館内は写真撮影ができませんが、三原山に限らず、世界の火山についての解説を楽しめます。
1986年に三原山が噴火した時の資料もありますし、見入ると結構な時間を消費します。
友達やカップルでわいわい旅行に来た時には向かないかもですが、一人で来た時や火山に興味がある人と一緒に来た時なら、一度は寄ってみる価値があると思います!
元町港で自転車を返却して岡田港へ
元町港で昨日借りた自転車を返却します。
2日借りると5,000円になりますが、十分元を取れる移動はしたと思います。
元町港には大島バスの営業所があります。
ちなみに大島バスには乗り放題になる、1日乗車券(2,050円)と2日乗車券(3,100円)があり、電動アシスト自転車より安いです。
バスの本数は多い路線でも1時間に1本程度です。
私は今回は伊豆大島初上陸ということもあって、いろいろなところをまわりたかったので小回りと自由が利く自転車を移動手段にしましたが、行く場所が限定的な場合はバスの利用もありだと思います。
元町港から岡田港まではバス移動になりますが、まだバスの時間があるので元町港の客船ターミナルでゆっくりします。
元町港の桟橋には「あおがしま丸」が!
八丈島と青ヶ島を結んでいた「あおがしま丸」は先日「くろしお丸」に置き換えられたため、今は不定期の貨物船として運行しています。
貨物船は多少海が荒れていても元町港で荷下ろしするみたいですね。
あおがしま丸を見ていたらそのバックにこれから乗る「さるびあ丸」が通っていくのを発見!
さるびあ丸はこの後、岡田港に向かっていきます。
これから乗っていく船が目の前を通過しているのに、まだ違う港にいるのは若干焦りますが、ちゃんと次のバスに乗れば余裕で間に合います。
元町港からバスで岡田港へ移動してきました。
帰りの船にはちゃんと間に合いました笑
さるびあ丸で東京へ帰る
伊豆大島を経つ
行きにも乗った「さるびあ丸」で東京へ帰ります!(伊豆大島も東京なんですけどね笑)
客室は2等和室。
本当は2等座席の方が好きなんですが満席で買えず。
大島から東京方面へ向かう便は昼行便なので座席タイプは埋まりやすいみたいです。
さるびあ丸の後ろには朝にも見かけたジェット船「セブンアイランド愛」がとまっています。
私が乗っているさるびあ丸は14:30発でジェット船は14:35発です。
当然さるびあ丸は出港後にすぐジェット船に追い越されます。。。
東海汽船さんのダイヤ設定に少し悪意を感じます笑
船は定刻通りに伊豆大島岡田港を出航。
東京竹芝桟橋には19:00着。
4時間半の船旅のはじまりです。
後続のジェット船に抜かされる
出航してからすぐに5分後発のジェット船が水しぶきをあげて迫ってきました。
その後はさるびあ丸の進行方向左側をあっという間に抜いていきました笑
大島を14:35に出発するジェット船は東京竹芝桟橋に16:20着。
所要時間は1時間45分なので大型客船より倍以上早く着きますね。
その代わりお値段もお高いです笑
東京~大島間、さるびあ丸(2等):5,370円、ジェット船:8,700円。
3,000円の差を高いととるか安いととるかは人それぞれですね。
※後日追記…ジェット船がどちらから抜いていくのかは日によって違うみたいです。違う日にさるびあ丸に乗った時は進行方向右側をジェット船が追い抜いていきました。ジェット船に追い抜かれるのを見たい場合は船尾の展望デッキから見ることをおすすめします。
海を見ながらおやつを食べる
船旅におやつはかかせません笑
今回大島で調達したのは、元町港の客船ターミナルにあったパン屋さんで買ったパンと、岡田港で乗船前に買った大島牛乳・牛乳煎餅です。
東京発のジェット船とすれ違う
14:57頃。
今度は東京発のジェット船とすれ違いました。
時間から考えると東京竹芝桟橋を13:30に出航した大島行の船ですね。
すれ違ったジェット船は「セブンアイランド友」です。
東海汽船には4種類のジェット船があって、それぞれ塗装も違うので、予想してみるのも面白いかもしれません。
船の上から夕日を見る
16:30頃。
西日がさるびあ丸の屋外デッキに差し込みます。
さるびあ丸で大島→東京間を移動していればどの時期でも夕日が見られます。
11月は日が短いのでそろそろ沈みそうです!
この時間帯には久里浜と浜金谷を結ぶ「東京湾フェリー」を見ることができます!(もちろん運行していれば)
チーバくんが書かれた船体が目印です。
写真の船は16:15に久里浜を出発した船のようです。
富士山も美しいシルエットになってますね!
東京竹芝桟橋に到着
進行方向前方にレインボーブリッジと東京タワーが見えてきたので、あと少しで竹芝桟橋に到着です。
長いようで短かった大島1泊2日旅もそろそろ終わりです。
さるびあ丸では竹芝桟橋に近づくと船内で「ことばの贈りもの」という曲が流れます。
東海汽船のオリジナルソングのようで、割と感動するいい曲なので旅情感を引き立ててくれます。
さるびあ丸は定刻より少し早い18:50頃に竹芝桟橋に到着!
これにて今回の旅は終了となります。
とても充実した楽しい旅でした。
今回は初めて伊豆大島に訪問したので、なるべく全体をまわれるように工程を組みました。
なので三原山なんかはちゃんとまわれてないですし、行きたいお店なんかも全部はまわれていません。
まあそれだけ、魅力の詰まった島ということですね!
事実、紹介したいことが多すぎて1泊2日の旅行なのに膨大な量の旅行記になってしまいました笑
伊豆大島にはまた訪問したいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました!