伊豆大島1泊2日旅行記その2です!
その1では伊豆大島に上陸して御神火温泉で朝風呂にはいりました。
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伊豆半島を反時計回りに進む
それでは御神火温泉で朝風呂にも入って、体も整いましたので自転車で1周旅スタートです!
御神火温泉から南下して元町港を過ぎたところで見つけた赤い花。
伊豆大島は椿が有名なのですが、ネットで調べてみるとこれはハイビスカスのようです。
写真撮った時はがっつり勘違いしています笑
夏の花のイメージがありますが種類によっては11月でも見れるんですかね~
こちらは元町港は元町港でも漁港の方です。
やはり島というだけあって漁業で稼いでいる島民も多いのでしょうか?
弘法浜と湯の浜
元町港から南下して一番最初の観光スポット?にやってきました。
元町港から一番近いビーチである弘法浜(こうぼうはま)。
アクセスがいいためか、夏には一番盛り上がるビーチだそうです。
その弘法浜のすぐ南側にある湯の浜。
こちらも夏には海水浴客がたくさん来るようです。
ただ11月ということもあって砂浜には誰もいなく、波の音が響きます。
景色を眺めることがメインで伊豆大島に来るときはこういう時期がいいかもしれませんね~
大宮沢溶岩導流堤
湯の浜を後にして引き続き南下していきます。
伊豆大島には大島一週道路という道路が概ね海岸沿いに走っていて、1日目は基本的にその道路に沿って進んでいきます。
北の岡田港~西の元町港~南の波浮港の間は居住地が点在していて、道路を走る車もちょくちょく見かけます。
しばらく進んでいくと何やら大きな橋がみえてきます。
橋の下を見るとなにやら大きな幅の広い干からびた川?が見えます。
この川をただの川とあなどることなかれ!
この設備は「大宮沢溶岩導流堤(おおみやさわようがんどうりゅうてい)」といい、万が一に三原山が噴火した際、溶岩流がこの設備を流れるようにし、街にいかないようにするもの。。。
ようするに堀を掘って溶岩の流れを作って海に直接行ってもらおうというものです。
三原山が噴火して溶岩が流れ出た際は、この橋の下を溶岩が流れると考えると「すげー」ってなります笑
大宮神社
大宮沢からすぐのところにある大宮神社。
鳥居の下には立派な苔。
入口は何の変哲もない普通の神社(大分失礼笑)ですが。。。
登っていくと鬱蒼とした森の中に入ってきました。
大きな神社というわけじゃないですが、入口の鳥居から御社殿まで距離がある(主に階段)ので見ごたえはあります。
周辺が背の高い木々に囲まれていたり、参道にいい感じの苔が生えていたりして、神聖な感じを味わえるので御社殿までゆっくり登っていくといいと思います。
私はここで旅の無事をお願いしました笑
王の浜
大宮神社からさらに大島一周道路南下していきます。
この辺から道路のアップダウンが出てきて電動自転車のありがたみを感じるようになってきました笑
小さく「王の浜」の看板。
GoogleMapにも載ってたのでよってみることに。
浜というと砂浜のイメージですが、堤防のような人工物で整備されています。
海が荒れる時はここまで波が来るのか、一部コンクリートが破壊されて鉄筋がさびていたり、大きな石が階段まで流れてきています。
見た目はあまり良くないですけど、こういう人に放置された人工物って嫌いじゃないです笑
ネットで調べてみるとダイビングスポットとして使われることが多いみたいですね。
遊泳場としても空いてるみたいですが、岩とか痛くないんですかね~
王の浜から見える景色です。
北には元町港、南には水平線に利島が見えます。
地層大切断面
王の浜にして引き続き進んでいきます。
大島一周道路を走っているとなにやらバームクーヘンのような立派な地層が目の前に!
これは「地層大切断面」といって伊豆大島が誇る名所です。
これといった駐車場はないので車だと大体の人はすぐに通り過ぎてしまいそうですが、私は自転車なので少しまじまじと見てみます。
見事なシマシマ模様です笑
速度標識がいい味を出しています。
この地層は高さ30m・長さ600mにわたって続いて、火山が噴火するたびに火山灰等の堆積物が積み重なっていって長い時をかけてできたものだそうです。
切断面はもちろん自然にできたものではなくて、1953年に大島一週道路を建設するため、山を削った時に偶然発見されたと、近くにあった解説版に書いてありました。
写真を見てわかる通り、先ほどいた王の浜から地層大切断面まで結構高低差があって、坂道が大変でした笑(さっきは海と同じ高度だったのにここでは見下ろしている)
砂の浜
地層大切断面から1キロ程下ってくると砂の浜(さのはま)の入口があります。
途中で猫がいたので撮ろうとしたら隠れられちゃいました。
上の画像のどこかにいますが見つけれらるでしょうか?(上記写真は拡大できます)
砂浜まで降りる階段が整備されていたようですが崩れてしまっています。
地盤が砂ですから難しいですよね。
この砂の浜は横に広くその距離は1km!
伊豆大島の砂浜の中では一番きれいかもしれません(そもそも大島の海岸は岩場が多くて砂浜が少ないですが。。。)。
ただ、1年を通して波が高いので遊泳スポットではないとのこと。
砂の浜の特徴はなんといっても黒い砂!
この砂浜はウミガメの産卵地として知られており、黒い砂が熱を吸収して地中の温度があがるため、卵から孵る日数も早いみたいです!
岩場が少なくてきれいな砂浜です。
この波の写真、結構お気に入りです笑
砂の浜を後にして伊豆一周道路を進んでいると、なにやら青い花が。。。
アサガオでしょうか?
アサガオって自然にも咲いているんですね~
小学校で育てるイメージしかない笑
赤岩
通信所前のバス停まで来ました。
バス停の名前が素朴でいいですね~
ここからまた海岸の方にいく舗装されていない道があります(途中から茂みに入っていくのでちょっと不安になる)。
進んでいくと海辺に降りる小道があり、その先に赤岩と呼ばれるスポットがあります。
名前の通り赤い岩がたくさんあります笑
解説版のようなものがないのでなんでこんなに赤いのか分かりませんが、釣りのスポットとして有名みたいです。
岩に草が張っています。
時が経つにつれて段々と生い茂っていくんでしょうね。
赤岩付近からは遠くに三原山が見えます。
差木地漁港西の海岸
次にGoogleマップに載っている「神の根の潮吹き」というスポットに行こうとしたのですが、、、
どうも道路から海岸に抜ける道がわからず、代わりに見つけたのがこちら。
グーグルマップにも載っていない謎の海岸。
ここのすぐ東側には差木地(さしきじ)漁港があります。
1本の木がいい味を出しています笑
木のそばにある階段を降りると歩道が続いています。
先は行き止まりなのでいったい何のために作られたか不明です。。。
でもこういう、地図や公式サイトに載っていないスポットを発見できたのは嬉しいです。
車だとどうしても基本的に大きな通りを走りがちなのでこういう秘密の?場所を見つけられるのは自転車ならではですね。
奥に見えるのが差木地漁港です。
時刻はお昼前。
高く上った太陽の光を海面が反射させていてとてもきれいです!
またもや奥に見えるのは利島です。
伊豆大島に上陸してから二匹目の猫!
後ろの方からそっと近づきましたが、シャッター音でばれました。
がっつり警戒されてます笑
トウシキ海岸とトウシキ園地
トウシキ海岸までやってきました。
このあたりが伊豆大島の最南端になります。
案内看板もない唐突な階段を発見!
伊豆大島に来てから見つけた階段は全部降りてる気がします笑
下りた先に何があるか気になって進んじゃうんですよね~
階段を下りた先は岩がゴロゴロしている磯になっていました。
地層大切断面ほどではないですが、ここもきれいな縞々の地層が見れます。
トウシキ海岸を過ぎると、芝生の広場「トウシキ園地」に着きます。
本当に広いのですし、車も止められそうなので、お子さんやペットがいる場合はここで走り回ってもらうといいでしょう笑(柵あるけど海の方にだけいかなように注意が必要かな)
海の方を見るとすぐ近くの波浮港から貨物船が出航していました!
船体には「新生丸 東京」と書かれています。
伊豆七島海運という東海汽船系列の貨物船会社ですね。
貨物船で乗客は載っていないので、結構な急旋回をしている気がします笑
トウシキ園地の海側には遊歩道が整備されています。
この特徴的な岩は「ボムサッグ」といいます。
激しい噴火によって飛来した噴石物が火山灰の地表面にめり込むような形で着陸し、くぼみができた状態のことをいうみたいです。
雨風に弱いのか、風化して無くなって後だけ残ってるものもありました。
それにしても非常に心地よい遊歩道ですね。
青い空に青い海、緑色の草木に舗装されていない土の道。。。
組合せが最高すぎます。
11月初旬の伊豆大島はすすきのベストシーズンのようで、いたるところで満開のすすきを見ることができます。
すすきと海の組み合わせってちょっとレアな気がします。
その3へ続く!