Nikon Z fを購入した理由と使用感

    この度、フルサイズミラーレス一眼カメラ「Nikon Zf」を購入しましたので購入に至ったまでの流れと1カ月ほど使用した感覚を述べていこうと思います。

    Zfを選んだ理由

    Nikonのフルサイズミラーレス一眼カメラはいくつか種類があります。

    Z9、Z8、Z7ii、Z6iii、Z6ii、Z5、Zf、、、

    その中から予算的に「Z6ii」か「Zf」、または当時、まもなく発表されるであろう「Z6iii」の3種類の中から検討することにしました。結果としてタイトル通り「Zf」に決めたわけですが、その理由は以下の通りです。

    最新の画像処理エンジン「EXPEED7」を搭載

    Nikonのカメラには「EXPEED」という画像処理エンジンが採用されていますが、Zfの前に登場しているZ6iiは一世代前の「EXPEED6」、ZfとZ6iiiには最新の「EXPEED7」が採用されています。

    処理速度やAF性能が向上しているようで、どうせ新しいものを購入するなら最新のものが欲しいですよね。

    コスパに優れている

    3種類のそれぞれの本体価格は「Z6ii:287,100円」、「Zf:299,200円」、「Z6iii:435,600円」。

    Z6iiはZ6iiiの発表とともにお得なレンズキット「Z6II 24-120 限定セット:399,300円」が発売されて、かなり惹かれたのですが、上記の通り画像処理エンジンが一世代前なのでパスすることに。

    Z6iiiは円安の影響でZ6iiよりかなり高めの値段設定で登場しました。そうなると最新の画像処理エンジン「EXPEED7]を使用しているZfはかなりコスパに優れているなと感じました。多分同じように感じた方は多かったみたいで、Z6iiiの発表と同時にZfも同時に品薄になりかけていました。

    フィルムカメラのようなヘリテージデザイン

    Zfの最大の特徴であるヘリテージデザイン。グリップ部分など操作感として少し気になる部分がありつつも、ロマンあふれるデザインで非常に惹かれました。

    Zfを1ヵ月程使用してみての感想

    グリップ部分について

    ZFの性能的な面については、そもそもミラーレス自体が初めてというのもあり、比較するようなことができませんが、満足しています。

    現状感想として述べられるのはグリップ部分について。Zfの購入において一番不安だったのがこれです。Zfでは他の一眼カメラとは違い、ヘリテージデザインを採用したため、グリップ部分が小さくなっています。私自身、このグリップだけがZfをすぐに選べない理由でした。

    私は普段、風景、鉄道、テーマパークのショー・パレードをメインの撮影対象としています(もちろん他にも色々撮影はしますが…)。これらのものを撮影する際、やはり単焦点レンズよりもズームレンズの方が便利です。特に鉄道やショー・パレードに関しては自分で撮る位置を決められない場合も多く、そういった際にはズームレンズの方が特に重宝します。

    ユーチューバーさんの中にはZ9やZ8をメイン機として、Zfはサブ機として単焦点レンズやオールドレンズで使用するという方も見受けられます。ただ、私はZfをメイン機として使うつもりだったので、単焦点レンズより重い、ズームレンズを装着すると使用感として、扱いづらくないか心配でした。

    1か月ほど使用した感想としては、慣れはするという感想です。Zf購入後すぐに「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR」のレンズも購入し、現在はそれをメインとして使っていますが、扱えないことはないです。ただやはり重いです。以下参考に数値的に重さを載せます。

    「Z f:710g」+「NIKKOR Z 40mm f/2(SE):170g」=880g
    「Z f:710g」+「NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR:725g」=1435g
    「Z f:710g」+「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S:630g」=1340g

    ちなみに「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」は持ってないですが、重さとズーム領域のバランスで見ると、他人におすすめするのはこのレンズかなと思います。

    専用の追加グリップは必要かどうか

    上記で述べたようにZfはグリップが浅いため、追加で装着できるZf用エクステンショングリップ「 Zf-GR1」というものが純正で発売されています。装着するとグリップが厚くなるため、ホールド力が増すようです。私も購入を考えました。

    しかし、個人的には購入しなくていかなと思いました。まず金額が18,700円とかなり高額。そしてニコンプラザ東京でZf-GR1がついているZfを触ってみたところ、あまり扱いやすさは変わらず…といった感じだったからです。

    このグリップに関してはZfのグリップがストレートに厚くなるだけで、形状自体は変わらないです。Zシリーズはじめ他のカメラだと、前ダイヤル部分が少し張り出していて、中指の上にフィットするというか…それがかなり重いレンズに対して、カメラを持ちやすくする効果があるんじゃないかなと思います。ヘリテージデザインが特徴のカメラなのでどこまで追加グリップに求めるかという点はあると思いますが…。また、これは人それぞれだと思いますが、私の手の大きさだとちょうど爪の先がカメラ前面に食い込むような形になってしまうので、その部分が傷つきそうでした。

    結論的には必要ないというのが私の意見ですが、この点についてはニコンプラザやお店で実際に触ってみることをおすすめします。